台中で医療機関にかかる
日本の病院と台湾の病院、設備や検査機器・使用する薬などに関してはほとんど大差はありませんが、病院を受診する時の習慣や看護の体制などは大きく違っています。
医療機関へのかかり方(大まかな流れ)
①健保卡(健康保険カード)を持参する。
②掛號(受付):受付で健保卡を出して、受付をします。その際に、受診番号を知らされることが多いので聞き逃さないように注意が必要。大病院の予約受診の際は受付の機械に健保卡を差し込むだけで手続き終了ということもあり。診療所にかかる場合は、受付の時点で掛號費(定額の診察料)を支払うことが多い。
③看診(診察):医師の診察を受ける。医師の判断によってはレントゲン・採血などの検査に回り、結果が出てから再度診察というパターンもある。次の診察予約がある場合はここで知らされるので、聞き逃さないように注意が必要。
④支払い:費用を支払う。
⑤処方薬の受け取り:処方薬がある場合は「処方薬受け取り窓口」で忘れないように受け取って帰る。
注意しておいた方がいいこと
①アレルギーのある薬品がある場合、何度も医師に確認する(カルテなどに記載されていても、アバウトな医師に当たると処方されてしまうことがある)
②疑問があれば何でも遠慮せず質問すること(うっかりミスや説明不足による誤解を防止できる)
③疑問があればネットや専門書などで調べる(医学書専門書店で売っている“全国薬品年鑑―常用薬物治療手冊”には台湾で使われる薬の一般名、学名、副作用などが詳しく載っている)
④病院受診、入院の際には家族の付き添いが当然の文化である(患者個人のみ、または子供が受診する際に母親だけが付き添って受診というパターンは非常に少ない。台湾では入院の際には家族の付き添い、それができない場合は専門のケアアシスタントを雇うのが普通)
⑤入院となった場合、④の文化があるため、日本とは違い看護師は患者のそばにはおらず、家族に患者の身の回りの世話を委ねられるため、日本並みの看護ケアは期待しないほうがよい。また、食事は持参か、弁当をオーダーする場合が多いので、入院となった場合は確認しておくこと。日本のように病院食が出てこないため、食事の時間になってもご飯がこないという事態に陥る恐れあり。
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